タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#4

子供の病気が再発したり等、ちょっとドタバタしてたので製作の方を一時中断してました。
「年末モデリング」と題した訳ですが、今日は大晦日なので今年いっぱいでの完成は無理っぽい感じです。従いまして「年末年始モデリング大作戦」と名称変更です。では、途中経過を。タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハチハのトレードマークである黄色のライン迷彩を塗った後、細かい箇所を筆で塗り分け。
車体のマーキングはオーソドックスに山下中将よろしく!マレー進行作戦時の戦車第1連隊所属車輌にしました。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハヘッドライトはジャンクパーツにサイズの合う透明ライトカバーが無かったので、ガンプラなどのキャラクターモデルで良く利用されているWAVE社 H・EYESで代用。予めライト本体奥をメッキシルバーを塗装して透明パーツを接着するお手軽工作。H・EYESは何かと使えるディテールアップパーツなのでダース買いしてストックしてます。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ戦車長フィギュアもサクッと塗装。
何かどう塗ってもビートたけしみたいな顔の車長になっちゃうな・・・。
ミリタリーフィギュアの塗装は難しいです。

それでは皆様、良いお年をお迎えください。


タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#3

九七式中戦車チハの続き。塗装開始。タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハサフェ吹き。外気温が低すぎて缶サーフェイサーが使えないので、エアブラシでちまちまと吹き付ける。
尚、タミヤの古いキットに付属するポリキャタピラは、そのままでは塗料はおろかサーフェイサーすら定着しませんので、カー用品店やホームセンターで売ってるFRPプライマー(バンパープライマーとも云う)を吹き付けましょう。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ下地塗装として定番のハルレッドを吹き付ける。
戦車模型の塗装は様々な技法がある訳ですが、影になる部分やパネルラインに予め暗い色を塗るこの手法は割とポピュラー。模型用塗料は基本的に発色が悪く透けやすい性質を持ってるので、この「透けやすさ」という欠点を利用するって感じ。エアブラシを使った基本塗装だけである程度立体感を出したいお手軽な技法とも言えます。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ基本色はグンゼの日本陸軍戦車 後期迷彩色を選択。
考証的には前期迷彩色なんだけど、今回は模型としての見栄え重視で無視する事に。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ1色目の枯草色を吹き付け。
カラーセットの瓶生の色があまりにも暗すぎるので、ホワイト、イエロー、ブラウンなどを混ぜて明度調整してます。タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハそして迷彩塗装完了。まぁ、狙った色になったのではないかと。
迷彩塗装はある程度の規則性を守れば後は適当に塗っちゃって構わないと思います。
実物も戦車兵が現地で適当に刷毛でペタペタ塗ってた筈なので、塗りムラがあったりした方が逆に本物っぽいかも知れません。


タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#2

タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハの続き。Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハ前回のエントリー通り、「箱の中のパーツだけで何とかする企画」なので、付属の産業廃棄物レベルな張り具合抜群のポリキャタピラを古典的な手法でそれらしく弛ませる小細工を適当にやってみる。
と言っても別に大した工作じゃないよねw 実物のように履帯が重みで弛む箇所(リターンローラーの間)に沿って、シャシー側に1mmの真鍮線を通すだけの簡単工作。尚、強度の観点からはピアノ線を使った方が良いかな。
Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハ真鍮線を通すと、こんな感じの弛み具合に。
実物は起動輪と誘導輪の部分にも履帯の弛みがかなりあるんだけど、付属のポリキャタピラではこの程度の小細工が限界。キャタピラフェチな人は大人しくモデルカステンやヴィジョンモデルズ等の可動履帯を使いましょう!
Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハ時間が掛かる足回りを済ませたので、後はモリモリと組み立てるだけ。
このキットは基本的にとても優秀なランナー設計なんだけど、やはり36年も前の製品なので考証的に曖昧な箇所が多くキューポラハッチの取っ手が完全にオミットされてます。
生憎、旧帝国陸軍戦車の資料本は一切持ってないので、ネットの実車画像を頼りにヨンパチ戦車のジャンクパーツを使って適当にでっち上げてみた。考証に拘ったら、ペリスコープの再現を筆頭に砲塔周りは大改修が必要なので完全に無視するという方向でw
Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハとりあえず組み立て終了。
産廃レベルのポリキャタピラ以外はとても良く出来てるキットで格好良い!と言うか、最新のファインモールド製の九七式中戦車も足回りのパーツ配置はこの36年選手キットとほぼ同じなので、CADなんて無い時代にコイツを設計したタミヤの職人さん達は本当に凄いと思う。


タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#1

前回のエントリーの通り、マンネリ化しつつあるHDゲームに飽きてきたので、頭の柔軟体操も含めて昨年同様に「年末モデリング」と題して戦車模型をこさえてみようかな?という企画をば。Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハ積みプラ倉庫という名の「魔界」からの発掘作業の末、今回はタミヤの九七式中戦車チハを選定。
1975年製という非常に古いキットな訳ですが、現在、最新のリサーチで再現されたファインモールド社の旧帝国陸軍戦車キットが多数発売されているものの、今でも「傑作」と誉れ高いタミヤ製 九七式中戦車を敢えてこさえるべ!Tamiya 1/35MM 九七式中戦車 チハとりあえず足回りを組み上げてみた。久々の模型弄りだけど手と脳みそが喜んでおりますw 凄く楽しい!
キットの方は型職人さんによる金型調整が何度も行われてるものの、やはり36年選手のインジェクションキットなので、各パーツのパーティングラインの主張っぷりが凄いねw パーツ点数はタミヤ製キットならではの少なさなんだけど、古いキットの宿命とも言える表面処理に結構時間が掛かります。足回りの組み上げまでで2時間。

尚、今回も基本的に箱の中のパーツのみで何とかしてみようって感じなので、モデルカステンの可動履帯や社外品エッチングパーツなどは一切使いません。足りないディテールはプラ板やジャンクパーツででっち上げる方向。


TES V:Skyrim届く、そしてHDゲームに飽きてきた件w

Xbox360 The Elder Scrolls V:Skyrim予約してたTES V:Skyrimが届いた。2011年度の新作タイトル購入はコイツで打止め。
前作TES IV:Oblivion、FallOut3、FallOut:New Vegasとベセスダ製のRPGタイトルは全て買ってる訳ですが、基本的に時間食いのRPGを遊び続ける根性がない私は既存タイトル全てを絶賛未開封なのは内緒w
今回のTES V:Skyrimも「話題の超大作」という売り文句に触発されて相変わらずノリだけで買った感は否定できないのですが、例によって発売初っ端からベセスダ製タイトル伝統のバグがかなり発見されているものの、内容は非常に良いとの事なのでボチボチ遊んでみようかなと思ってる次第。

尚、今年発売された新作タイトルの大半が個人的にはハズレばかりだった印象が強くて、この5~6年に渡って飛ぶ鳥落とす勢いだった海外主導のHDゲーム市場は完璧に斜陽化しちゃった感が否めません。今でも毎週4、5本の新作ソフトが矢継ぎ早にリリースされていますが、遊んでみて1週間も保たないタイトルがかなり増えた感じ。
とりあえず「面白そうかな?」と惰性で買っちゃう私みたいなユーザーはまだまだ居るものの、余暇の一趣味として「遊んでてワクワクする」って感覚が希薄化してる気がしないでもない。
詰まる処、完全にネタ切れ起こして飽きられてます。曽てバブル経済で日本が絶頂期だった頃、製品としての質の善し悪しを完璧に無視したファミコンソフトが怒濤の勢いで粗製濫造された状況とほぼ同じなんすよねw

頑なにゲームを前面に押し出していたXbox360システムの豹変っぷりが良い例かも知れない。12月にアップデートされた新ダッシュボードでは、本分のゲームよりも課金&販売制の音楽・映画やSNSコンテンツを露骨にプッシュする体裁に様変わり。浪費癖且つTVバカなアメリカ人は喜ぶだろうけど、そのプッシュしている代物はPC使えば事足りる要素なので、長期的な事業計画を練る巨大企業MSは「ゲームは落ち目」と判断したのかも知れん。

この3~4年、いい歳したオッサンがHDゲームってヤツに夢中になった訳ですが、私自身に関して言えば「マンネリ感全開。もう飽きてきたよ・・・」って感じですかねw 夢中になった趣味・娯楽にはとことん投資する性格なので、トーンダウンする時の落差が激しいってのもあると思いますw

尚、私が痛感したのは、常時ネットに繋げて仲良くなったフレンドさん達とボイチャしながら楽しくワイワイ遊べるソーシャル要素が当たり前になった今でも、所詮はTVゲームって受け身のコンテンツだという事。
ユーザー間のソーシャル性に関しても新作ソフトという名の寿司ネタに依存しているだけなので、その繋がりを維持する為に盲目的に新しいゲームソフトを買うという強迫観念にも似たユーザー心理をゲーム産業が巧みに煽ってきてるなと感じています。どう考えても遊び切れない新作ソフトの拙速な発売ペースがその証左かと。

前述の私自身が飽きちゃった事に加え、それ以上に何か「病んだ娯楽」って感じがしてきたんですよね。
そんな感じで、来年も気合いの入った新作タイトルは一応捕獲する方向ですが、積みまくった未開封タイトルをジックリ遊ぶ方向へシフトしつつ、能動的で右脳と左脳をフル回転させて楽しめる模型製作に本格復帰しようかなと。