II号戦車A~C型 フランス戦線の続き。寒波来襲で模型弄りが億劫になってますが、チマチマと組み立て作業を継続。
本キットはA、B型とC型の選択式なんだけど、今回はスモークディスチャージャーが付いたB型を選択。
排気マフラー用放熱ガードは専用エッチングパーツがキットに付属しているんだけど、かなり分厚いアルミ板からパーツが起こされてるので質感的にあまり宜しくないです。拘る人は社外品パーツに置き換えた方が無難。
その他、有り物の材料にてお手軽なディテールアップを。
ヘッドライトの電源コードを定番の真鍮線でテケトーに再現。真鍮線は0.3mmを使用。
何故かこのキットにはアンテナパーツが付属していなかったので、外径0.6mmの真鍮パイプで代用。
本物はテーパーが掛かったブレードアンテナなので延ばしランナーでこさえる方が良いのですが、強度的に不安があったので今回は真鍮パイプを使ってみました。折りたたんだ状態で組んだので形状は誤魔化せますしw
本キットで一番小さいパーツ。車体に付く約2mmの小型フック。
誘導輪の形状を含めて考証的には色々問題があるキットですが、構成的にこういった極小パーツが多くて、従来の誰でも簡単に組めるタミヤ製キットというよりも、中・上級者を意識した精密感の再現に力を入れている感じ。
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Tamiya 1/35MM II号戦車A~C型 フランス戦線 製作記#1
ジャーマングレイ塗装のリハビリでコレをこさえる。タミヤ 1/35MM ドイツII号戦車A~C型 フランス戦線。
最初に言っておきますが、本キットは誘導輪の形状が考証的に間違ってるエラーキットで御座います。後に発売されたポーランド戦線仕様のII号戦車C型には追加ランナーという形で修正された誘導輪パーツが付いてますが、その他フェンダーの形状なども含めて色々怪しい部分があるキット。
タミヤのパーツ請求はランナー単位の販売なので、欲しい誘導輪パーツのみの請求は不可。日本橋のタミヤワールドに行けばバラ売りされている可能性もあるのですが、わざわざポンバシへ出向くのも面倒臭い&ジャーマングレイの塗装素材としてこさえる方向なので、誘導輪の形状に関しては無視する事にします。
そんなこんなで組み立て開始。あっと言う間に車体部が組み上がった。
考証的な間違いはあるものの、4年前に発売された比較的新しいキットだけあってプラモデルの精度としては申し分ないです。ディテールの精密さを追求し過ぎてるDRAGON製キットだと、キットによってはシャシーの組み付けに微調整が必要だったりするんだけど、少な目のパーツ数でパチピタで組み上がるタミヤ製キットは凄いわ!
履帯パーツは1/48MMシリーズでもお馴染みの分割接着式。
という事で定番の「ロコ組み」をやってみた。エアブラシで影色を吹いて適当に誤魔化すのが楽なんだけど、シャシーの奥まった箇所や転輪のタイヤを綺麗に塗り分けたい場合は「ロコ組み」が威力を発揮。
尚、本キットは起動輪、転輪、誘導輪にポリキャップが仕込まれてるので、ロコ組みを行う場合は脱着時のパーツ破損を回避する観点から差し込みピン側のパーツを軽く削って痩せさせる必要アリ。また、接着指示のあるリターンローラーは「貼って剥がせる糊」を使ってシャシー側に仮留めを行ってから履帯を巻き付けてください。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#5
新年おめでとうございます!
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハが完成。テケトーにブースで撮影してみた。 今回は軽い初心者向け模型講座的な企画だったので、汚らしくならない程度の「綺麗な汚し塗装」に留めたフィニッシュワークにしました。ウェザリング塗装はアクリル塗料のバフを低圧で砂吹きし足回りを軽く汚した後、エナメル塗料を主体としたウォッシング→チッピング→ドライブラシ→銀ブラシで仕上げる昔ながらのオーソドックスな手法。
普通に組み立てて塗れば誰にでもこの程度のクォリティの作品は作れますので、臆せず戦車模型にチャレンジしていただければと。
そんな感じで、タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記は此にて終了。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#4
子供の病気が再発したり等、ちょっとドタバタしてたので製作の方を一時中断してました。
「年末モデリング」と題した訳ですが、今日は大晦日なので今年いっぱいでの完成は無理っぽい感じです。従いまして「年末年始モデリング大作戦」と名称変更です。では、途中経過を。チハのトレードマークである黄色のライン迷彩を塗った後、細かい箇所を筆で塗り分け。
車体のマーキングはオーソドックスに山下中将よろしく!マレー進行作戦時の戦車第1連隊所属車輌にしました。
ヘッドライトはジャンクパーツにサイズの合う透明ライトカバーが無かったので、ガンプラなどのキャラクターモデルで良く利用されているWAVE社 H・EYESで代用。予めライト本体奥をメッキシルバーを塗装して透明パーツを接着するお手軽工作。H・EYESは何かと使えるディテールアップパーツなのでダース買いしてストックしてます。
戦車長フィギュアもサクッと塗装。
何かどう塗ってもビートたけしみたいな顔の車長になっちゃうな・・・。
ミリタリーフィギュアの塗装は難しいです。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
タミヤ1/35MM 九七式中戦車チハ 製作記#3
九七式中戦車チハの続き。塗装開始。サフェ吹き。外気温が低すぎて缶サーフェイサーが使えないので、エアブラシでちまちまと吹き付ける。
尚、タミヤの古いキットに付属するポリキャタピラは、そのままでは塗料はおろかサーフェイサーすら定着しませんので、カー用品店やホームセンターで売ってるFRPプライマー(バンパープライマーとも云う)を吹き付けましょう。
下地塗装として定番のハルレッドを吹き付ける。
戦車模型の塗装は様々な技法がある訳ですが、影になる部分やパネルラインに予め暗い色を塗るこの手法は割とポピュラー。模型用塗料は基本的に発色が悪く透けやすい性質を持ってるので、この「透けやすさ」という欠点を利用するって感じ。エアブラシを使った基本塗装だけである程度立体感を出したいお手軽な技法とも言えます。
基本色はグンゼの日本陸軍戦車 後期迷彩色を選択。
考証的には前期迷彩色なんだけど、今回は模型としての見栄え重視で無視する事に。
1色目の枯草色を吹き付け。
カラーセットの瓶生の色があまりにも暗すぎるので、ホワイト、イエロー、ブラウンなどを混ぜて明度調整してます。そして迷彩塗装完了。まぁ、狙った色になったのではないかと。
迷彩塗装はある程度の規則性を守れば後は適当に塗っちゃって構わないと思います。
実物も戦車兵が現地で適当に刷毛でペタペタ塗ってた筈なので、塗りムラがあったりした方が逆に本物っぽいかも知れません。