タミヤ1/35MM M51スーパーシャーマンの続き。ウェザリング開始。
今回は先日入手したAKインタラクティブのウェザリンク塗料を使って汚していきます。
スーパーシャーマンは砂漠系の車輌なので使用するのはDAKフィルターセットの3本。
が、このセットを使う前にいつものルーチンでタミヤエナメル塗料でウォッシングしちゃったので、塗ってしまったエナメル塗料をある程度拭き取ってやり直しで御座います。早速リトライ。AK066 DAKウォッシュを使って車体を洗ってみる。
但し、タミヤエナメルで先に洗っちゃった関係から、今回はモールドを中心にスミ入れする感覚でこの塗料を使いました。足回りのウォッシュは塗りっぱなしで拭き取らずそのままに。順序が違うけどフィルタリング。AK065 アフリカ軍団フィルター色を使用。
写真では判りにくいけど、オレンジ掛かった塗料によって車体色のバランスが更に良くなったように思います。エアブラシでハイライトの明るめの塗料を吹き付けるよりも自然な感じ。お次はストリーキングエフェクト。AK067 Streaking Grime for DAKを使用。
この技法は線状に塗料を描き、重力方向を意識しながら塗料をターペンタインかエナメル溶剤でボカして、車体から流れ落ちる筋状の汚れとその汚れによって生じる車体色の変化を表現するもの。
物凄く使い込まれた車体の褐色表現では、カラフルな油彩を点付けして溶き油でボカしていく「フェーディング」という技法もあるのですが、今回はそこまで錆まみれの車体にするつもりはないし、AKウェザリング塗料の基本性能を知りたいという観点からこのセットの指示通りにやってみました。そんなこんなでウェザリングの基本的な下拵えが終了。
足回りの砂と埃汚れの下準備として、タミヤアクリルのバフをエアブラシで砂吹き。
今回、ミグ氏がプロデュースするAKウェザリング塗料を初めて使ってみた訳ですが、特定の地域と風土にマッチした汚れを再現する為に調合された同塗料は、非常にお手軽且つ考証的にも説得力のある色味を出せる良い製品だと思います。尚、ハッキリ言って塗料価格は1本600円とかなり高めですので、一度使ってみてその色味を自分の目で覚えた後、市販の油彩を混ぜて独自にウォッシング塗料を調合する際のカラーサンプルとして何セットか入手するって考え方もアリだと思います。
次回に続く。