タミヤ 1/35MM 陸上自衛隊10式戦車の続き。車体前面装甲に付いてるヘッドライト周りの加工。
10式戦車は装甲の奥まった部分にヘッドライドが埋め込まれており、それを金属メッシュで保護する設計となっているので、キットもそれを再現する為にビニールのメッシュ素材が同梱されているのですが、どうにも質感的に宜しくないのでホームセンターで売ってる工芸用金属メッシュに置き換えることにします。
説明書に記載されている型紙のサイズよりも心持ち小さめに金属メッシュを切り出し、ヘッドライトパーツのフレーム枠をガイドに山型に癖を付けましょう。出来上がったメッシュガードを前面装甲に仮組み。
今回は30メッシュ(1インチ四方に網目が30個)の素材を使いましたが、実物の写真を見るともっとメッシュ自体が細く、網目の間隔も広めなので拘る人はアフターパーツメーカーから出ているエッチングパーツに置き換えるのも良いと思います。前面装甲パーツをシャシーに仮組みしたらこんな感じ。
ま、こんなモンでしょう。寸法がジャストサイズなアフターパーツメーカー製のエッチングパーツを使ってしまうのも勿論アリですが、あまりお金を掛けずに有り物を加工して遊んでみるのも模型の醍醐味だと思います。特にタミヤ製キットはこういう遊びに最適な素材ですので。尚、今回使った金属メッシュ素材はコチラ。
久宝金属製作所という会社が出してる工芸用の金属素材。素材は真鍮製、ステンレス製の二種類があり、メッシュの番手も数種類ほどラインナップされています。ホームセンターの工芸アイテムコーナーに行けば置いてます。A4サイズ大1枚が400~500円程度ととてもリーズナブルですので、素材と番手違いを何枚かストックしておくと重宝すると思います。是非、お試しあれ。続いてヘッドライトレンズの加工。
残念な事にタミヤの10式戦車はレンズのクリアパーツすら付いておりません。レンズ状に成形されたOD色のパーツのみ。このレンズパーツもアフターパーツメーカーから発売されていますが、また手持ちの有り物を使って何とかしてみます。
使うのはガンプラモデラー御用達のWAVE H-EYES。3.5mm大のレンズパーツがピッタリのサイズですので、ヘッドライトを手軽にディテールアップしたい人はコイツを使いましょう。そして、パパッとヘッドライト基部をラッカー塗料のオリーブドラブ系色で塗装し、レンズの裏側となる窪みの部分を銀ブラシでお馴染みのタミヤ ペイントマーカー X1クロームシルバーで筆塗り。最後に3.5mmのH-EYESを透明樹脂ボンドで接着して完成。早速、工芸用金属メッシュに置き換えた前面装甲パーツにヘッドライトパーツを仮組みしてみた。が、ぶっちゃけ全然見えませんww 塗装して完成させた後だと多少はアクセントとして判るかと思いますが、面倒くさいと思う人はこの工程は無視しても良いと思いますww一応、手持ちのマクロレンズで限界まで寄って撮影してみましたが、「言われればライトレンズがあるのを確認できるが、ぱっと見だと気付かないな・・・。」という感じww 結論としては、ほぼ自己満の世界なの無理に加工しなくても良いですw (完)
そんな感じで次回へ続く。